ニキータ・ミハルコフ監督は 監督としてのきらめくような俊才、 役者としての華麗な活躍、それに劣ら ないシナリオライターとしての精力的 活動で、ソビエト映画界でいま最も衆 目を浴びている監督の一人。 1945年生れで、モスクワのワフ タンゴフ劇場附属演劇学校在学中に 「モスクワを歩く」(64)で役者として の人気を得たが、長篇監督第一作「他人 の中の同志、同志の中の他人」(74)で その才気換発な演出ぶりが国際的にも 知られることとなり、以後、最新作「善 かれ悪しかれ」(82)まで、卒業製作を 含め七本を監督、いずれの作品も公開 されるや、大きな反響を呼び、各地の 国際映画祭でも受賞してきた。 |
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