みずみずしい感性で描かれた「愛の奴隷」 「愛の奴隷」はミハルコフ監督31才の 作品で、アメリカやヨーロッパでも公 開され、その"幻惑的"な美しさと監 督としての高い手腕を各地で絶讃され た。1918年、南露の黒海沿岸の、 無声映画のロケ地を舞台に繰り広げら れる、女優とカメラマンの悲恋の物語 である。 この映画が本格的な出世作となった エレーナ・ソロヴェイとモスフィルム のニュー・ウェーブを担う監督の一人ロ ジオン・ナハペトフの共演、パーヴェ ル・レベシェフのカメラ、アレクサン ドル・アダバシャンの美術ほか、この 作品でその後の"ミハルコフ組"がほ ぼ顔を揃える。 |
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