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ドウエル教授の首
Завещание Профессора Доуэля
(ドウエル教授の遺言)
Professor Dowell's Testament

[かいせつ]
 「ドウエル教授の首」はアレクサンドル・ベリャーエフ(1884〜1942)が雑誌「探検世界」1925年3月号及び4月号に発表した彼のSFジャンルにおける処女作。以降SF作品の発表を続け、ソ連SF界の草分けとみなされる様になった。
 死んだドウエル教授の「首」を蘇生させたコルン教授(原作ではケルン教授、尚、小説ではパリが舞台だが、映画ではアメリカが舞台になっている)が、その知識を我が物にしようとする。コルンによって創りだされた女性の苦悩、コルンの犯罪を暴こうとするドウエル教授の息子。スリリングなこの物語の展開を「鬼戦車T-34」(1964)のレオナード・メナケル監督がテンポよく描いていく。

[あらすじ]
 人間の不死を現実のものにしようとして長年研究に取り組んできたドウエル教授の研究所。おどろおどろしい実験動物が並ぶ中、主人に替わって、ドウエル教授の助手コルンとマリーが研究を続けていた。
 ドウエル教授の鋼像が出来上がり、パーティーが開かれる中、コルンとの共同開発を目論む大手化学会社「メリクリ」のグリド、リチャードソンの他、教授の息子アルトゥールも研究所にやってくる。
 アルトゥールは警備員のビリーから、教授の失踪に不審な点があることを聞き、友人の警官と自動車事故のおこった場所を検証しに行くが、そこに残っていたのはコルンの煙草ケ―スだった。
 優秀な外科医であるコルンは、 ドウエル教授の研究の成果を自分のものにしようとしていた。だが、その為には教授の頭脳が必要であり、何とドウエルは首から頭だけを残され、教授が発明した特殊な溶液によって生存させられていたのだ。ドウエルがどうあがこうと、生存はコルンが握っており死ぬ事も出来ない。
 コルンは二人の死んだ人間から一人の人間を創り出そうとしていた。コルンとマリーは新鮮な死体を求め、モルグを廻っていたが、折しもクラブでの麻薬取引がらみの銃撃戦で二人の女性が死亡する。そのクラブ歌手モニカの頭と、アルトゥールの恋人で女優アンジェリカの身体を使って一人の人間を創り出した。そして彼女を"イヴ"と呼んだ。
 イヴの仕草にアンジェリカの面影を見出したアルトゥールは、コルンの犯罪に迫ってゆく。
 そして学会での発表。混乱するイヴ。"コルンは天才だ""神への冒涜だ"と賛否両論の中、いままで隠されていたドウエル教授の首が現れ、教授の遺言が始った…

[スタジオ/製作年] レンフィルム・1984年製作

[スタッフ]
原作:アレクサンドル・ベリャーエフ「ドウエル教授の首」より
監督:レオニード・メナケル
脚本:レオニード・メナケル
   イーゴリ・ヴィノグラドスキー
撮影:ウラジーミル・コヴゼリ
音楽:セルゲイ・バネヴィチ
美術:ユーリー・プガチ
Noveled by Aleksandr Romanovich Beljaev
Director : Leonid MENAKER
Screenplay : Leonid MENAKER / Igor VINOGRADSKII
Director of Photography : Vladimir KOVZEL
Music : Sergei BANEVICH
Art Director : Yurii PUGACH

[キャスト]
ドウエル:オリゲルト・クロデルス
コルン:イーゴリ・ヴァシリーエフ
ロラン:ヴァレンチナ・チトーヴァ
アンジェリカ(モニカ、イブ):ナターリア・サイコ
アルトゥール:アレクセイ・ボブロフ
バクステル:ニコライ・ラブロフ
グリド:アレクサンドル・プロフシチコワ
リチャードソン:エルンスト・ロマノフ
Douel : Olgert KRODERS
Korn : Igor VASILEV
Loran : Valentina TITOVA
Anzhelika(Monika,Eva) : Nataliya SAIKO
Bakster : Nikolai LAVROV
Guld : Aleksandr PROKHOVSCHIKOV
Richadoson : Ernst ROMANOV

[ジャンル] 長編劇映画
[サイズ] 35mm / スタンダード / カラー
[上映時間] 1時間31分
[日本公開年・配給] 2002/5/4 ・ロシア映画社

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パンフレット ソヴェート映画史−七つの時代
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