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ふたりの駅
ВОКЗАЛ ДЛЯ ДВОИХ

[「ソビエト映画の全貌91」増補版より転載]

[かいせつ]

1983年カンヌ国際映画祭正式出品作

 日常社会の出来事を主題に大人の寓話を描き続けてきた、ソ連喜劇映画界の重鎮エリダル・リャザーノフ監督の大ヒット作。他にリャザーノフ監督作品には「カーニバルの夜」(56)「自動車にご用心」(66)、文芸名作「持参金のない娘」(84)がある。
 物語は地方駅を舞台にウェイトレスとピアニストとの出会いと愛の顛末を回想形式で辿った、ユーモアと叙情にあふれるラブ・ストーリーで、同時にまた、現代ソ連社会の断面を鋭い調刺のうちに活写して高い評価を受けた。
 70年代に入って「戦争のない20日間」(監督A・ゲルマン)「五つの夜に」(監督N・ミハルコフ)等で、進境めざましいリュドミーラ・グルチェンコが大人の女性の艶かさを見せてヴェーラを好演。演劇界のスター、オレーグ・バシラシヴィリが渋みのある演技でこれに応え、ニキータ・ミハルコフもアクの強い悪役を演じて主演の二人を食う程の活躍を見せるなど、三大名優による華やかな競演も話題となった。

[あらすじ]
 交通事故で服役中のプラトンに外出許可が出た。10キロ先の村に妻が面会に来ているという。たが、凍った雪道を歩む彼の脳裡に浮かぶのは、あのザストゥピンスク駅での出来事ばかりだ…
 服役直前、故郷の父に会いにゆく途中、彼は昼食のため途中下車した駅のレストランで、ウェイトレスのヴェーラに無銭飲食の疑いをかけられ、それがもとで次々と不運が重なり、遂には金もパスポートも取られたあげく二晩の間、駅に足止めを食うハメになってしまう。だがこの運命的な出会いが、TVアナの妻との生活やピアニストとしての自分の生き方まで覆さざるを得ないような心の動揺をプラトンにもたらすことになった。三日目の朝、操車場の客車で夜を明かした彼は、車掌のアンドレイから漸くパスポートを取り返し、ヴェーラが用意してくれた切符を手にこの駅を後にした…面会のため、暗い夜道を闇に洩れる明りをたよりに小さな一軒家にたどり着いたプラトンを待っていたのは、ほかならぬヴェーラであった。

[スタジオ/製作年] モスフィルム・1982年製作

[スタッフ]
脚本:エミーリ・ブラギンスキー
    エリダル・リャザーノフ
監督:エリダル・リャザーノフ
撮影:ワジーム・アリーソフ
音楽:アンドレイ・べトロフ
美術:アレクサンドル・ボリーソフ

[キャスト]
ヴェーラ:リュドミーラ・グルチェンコ
プラトン:オレーグ・バシラシヴィリ
アンドレイ:ニキータ・ミハルコフ
"ミーシャ伯父さん":ノンナ・モルジュコーワ
マリナ:タチヤーナ・ダギーレワ

[ジャンル] 長編劇映画
[サイズ] 35mm / カラー
[上映時間] 2時間15分

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