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ハムレット
ГАМЛЕТ
Hamlet

[かいせつ]
1964ヴェネチア国際映画祭審査員特別賞

 シェークスピア生誕400年記念作品。
 厳密な時代考証をもとに、今日的感覚で原作に忠実にアプローチし、シェークスピアを生んだイギリスでも絶賛を博したコージンツェフ監督の代表作。コージンツェフ監督はシェークスピア劇に造詣が深く、著書もあり、71年には遺作となった「リア王」も映画化している。
 ハムレットを演じたインノケンティ・スモクトゥノフスキーはそれまで、舞台俳優として名声を得てきたが、この作品でレーニン賞を受賞するなど映画界における地位も不動のものにした。また、当時、19歳だったヴェルチンスカヤの初々しいオフェーリア役も忘れられない。
 撮影のイオナス・グリツュスは、クリミア半島に設営されたオープン・セットを見事に生かし、中世ヨーロッパの雰囲気を醸し出している。
 作曲家のドミトリー・ショスタコーヴィチは、監督と深い交友関係あって、コージンツェフ作品の殆どの音楽を手がけている。

[あらすじ]
 デンマーク王急逝の知らせを受けて、荒涼たる北欧の岸壁に建つ城に戻った王子ハムレットは、そこで父の亡霊と対面し、王の弟クローデイアスによる父の暗殺と、クローディアスと王妃ガートルードの不貞を知らされて、亡霊の前に復讐を誓った。
 その時から、ハムレットは王座に即いた叔父と王妃の眼を欺くために狂気を装い、侍従長の娘オフェーリアとの愛までも捨てる。そして城にやってきた旅役者に父殺害の場面を再現させて、叔父の狼狽ぶりを目撃すると、ハムレットはいよいよ父が暗殺されたことを確信する。だが母の不義を責めたてるハムレットは、傍に姿を隠していたオフェーリアの父、ポローアスを叔父と誤って刺殺してしまう。悲しみのあまり、発狂して入水するオフェーリア……。
 こうして権謀渦まくこの悲劇は一気に終幕を迎え、ハムレットは叔父を殺して復讐をとげるが、自らも叔父が謀った、毒を塗った剣のために息を引取る。

[スタジオ/製作年] レンフィルム1964年・製作

[スタッフ]
原作:ウィリアム・シェークスピア
翻訳:ボリス・パステルナーク
脚本・監督=グリゴーリー・コージンツェフ
撮影:イオナス・グリツュス
美術:エフゲニー・エネイ
    ゲオルギー・クロパチェフ
    スリコ・ヴィルサラーゼ
音楽:ドミトリー・ショスタコーヴィチ

[キャスト]
ハムレット:インノケンティ・スモクトゥノフスキー
オフェーリア:アナスタシア・ヴェルチンスカヤ
クロディアス王:ミハイル・ナズワーノフ
王妃:エリザ・ラジニ
ポローニアス:ユーリー・トルベーエフ
ホレーシオ:ウラジーミル・エレンベルク

[ジャンル] 長編劇映画
[サイズ] 35mm / シネマスコープ / モノクロ / 2部作
[上映時間] 2時間30分

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