[かいせつ]
1996年第9回東京国際映画祭ヤングシネマ部門ゴールド賞
カザフ・ニューウェーブの旗手アミール・カラクーロフによるカザフ版「大人はわかってくれない」。
1979年、まだ崩壊の気配も見せなかった頃のソビエト政権下のカザフ共和国。その片隅で、不良少年たちに起こる悲劇。白く乾いたシャープな映像で、淡々と静かに物語は進行する。そして、成長すること、喪失すること、生きることについて、少年たちのホロ苦い青春をストレートに描き出していく。
カラクーロフ監督は「私は17歳の少年だったときのリズムで撮ったつもりなんです。今、私がこの映画を見ると、17歳だった頃の痛みの様なものを感じます。」と語っている。 |
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[あらすじ] 高校生のワーレルカは、友達のカリム、ジェーカと一緒にホテルに忍び込みギターを盗み出す。ところが翌日、それを知ったワーレルカの義父が警察に通報し、ワーレルカは逮捕される。カリムとジェーカは、義父に復讐しようとするが、思わず義父を刺殺してしまう。拘留中のワーレルカは、沈黙を押し通し、必死に仲間を守ろうとするが、拷問の果てに瀕死の状態に陥ってしまうのだった。 |
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[スタジオ/製作年] カザフスタン+日本合作
スタジオD・1996年製作 |
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[スタッフ]
監督:アミール・カラクーロフ
製作:アミール・カラクーロフ
佐野伸寿
脚本:アミール・カラクーロフ
エレーナ・ゴルジェーバ
撮影:ムラット・ヌグマノフ
音楽:マナス・カラクーロフ |
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[キャスト]
サンシャール・イスカコフ
シャルバ・ゴーゴラゼ
アナトリー・ガプチュク |
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[ジャンル] 長編劇映画
[サイズ] 35mm / スタンダード /カラー
[上映時間] 1時間5分
[日本公開年・配給] 1998/5/15・アップリンク
[VIDEO・DVDなど] VIDEO=アップリンク |