■解 説
 「人間の運命」は、M・ショーロホフ原作の映画化で日本でも馴染み深いセルゲイ・ボンダルチュクの監督デビュー作である。
 セルゲイ・ボンダルチュクといえば、「戦争と平和」で監督・主演した今や話題の人。この「人間の運命」以前にも、セルゲイ・ユトケーヴィチ監督の「オセロ」(カンヌ映画祭グランプリ)の主役を演じて、俳優としての国際的な名声を獲得していたが、「人間の運命」がモスクワ映画祭グランプリを受賞するや、監督としての地位もまた、不動のものを築いた。その後、イタリア映画「ローマで夜だった」に出演、同じく「ワーテルロー」では、監督・主演。「人間の運命」では、祖国への愛と、ソビエト兵士の精神的な豊かさ、戦争の中の人・間の悲劇と勇気を、骨太い描写力で表現しつくしている。 (モスフィルム 一九五九年。黒白10巻)

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