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ロマノフ王朝の最後
АГОНИЯ

[かいせつ]
1983ヴェネチア国際映画祭国際批評家連盟賞

 帝政ロシア最後の王朝、ロマノフ家のエコライU世と予言者・怪僧ラスプーチンの壮絶な最期を描く歴史超大作。
 「ラスプーチンを通して王朝政治崩壊の歴史的必然性と、その致命的な病いを描こうとした」と語るクリモフ監督は、劇中に当時の記録フィルムを挿入して、新しい時代の息吹きが如々に大きくなってゆく過程を明らかにしている。撮影は当時の雰囲気を最大限に再現するために、古都ペテルブルクの国会、宮殿など当時のたたずまいをいまに残すレニングラードの現地で行われ、製作にじつに7年が費やされた。
 主役ラスプーチンには、レンソビエト劇場の名優アレクセイ・ペトレンコが扮して迫真の演技を発揮。他に、アナトーリー・ロマーシン、ヴェルター・リーネ、「ストーカー」のアリーサ・フレインドリフらが出演する。
 この作品は1975年に完成したが、1981年まで公開が棚上げされていた。

[あらすじ]
 1916年。第1次大戦の敗退によリロシアは国内経済に破綻をきたし、民衆は飢餓にあえぎ、各地で暴動が頻発していた。政府軍は、帝政打倒を訴え高揚する民衆を弾圧していた。
 ニコライU世は本質的には気の弱い趣味人で、政局を収拾する気迫にも能力にも欠け、ラスプーチンのお告げを盲信する皇后アレクサンドラたちとのはざまで思い悩み、現実から逃避しようとしていた……。
 各地を放浪していた、神がかり的な修道僧ラスプーチンは農民出身で文盲だったが確かにある種の霊感を持っていた。彼は皇后とその取り巻きたちに巧みにとり入り生来の身持ちの悪さもあって周囲に醜聞も絶えなかったが、皇后とは愛人関係となり、遂には国家の運命を分けるような絶大なる権力を持つに至る。しかし、ラスプーチンの影響力は心ある貴族たちの目には、まさに獅子身中の虫と映り、彼を抹殺しようという謀議が密かに進められていた……。

[スタジオ/製作年] モスフィルム・1981年製作

[スタッフ]
脚本:セミョーン・ルンギン
   イリヤ・ヌシノフ
監督:エレム・クリモフ
撮影:レオニード・カラーシニコフ
美術:シャフカート・アプドサリーモフ
   セルゲイ・ヴォロンコフ
音楽:アルフレッド・シニートケ

[キャスト]
ラスプーチン:アレクセイ・ベトレンコ
ニコライ2世:アナトーリー・ロマーシン
アレクサンドラ:ヴェルター・リーネ
ヴィルボワ公夫人:アリーサ・フレインドリフ

[ジャンル] 長編劇映画
[サイズ] 35mm / シネマスコープ / カラー
[上映時間] 2時間29分
[日本公開年・配給] 1986/3/12(1987/9/12)・松竹富士

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