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戦火の大地
РАДУГА
The Rainbow

[かいせつ]
1944年 アリメカ・映画アカデミー“ゴールデン・オスカー”
      “デイリー・ニュース”最優秀外国映画賞
1970年 カルロヴィ・ヴァリ国際映画祭最優秀反ファシズム映画賞


 ポーランド出身の女流作家ワンダ・ワシレフスカヤの小説「虹」の映画化で、反ナチ抵抗映画の傑作とされている。ドイツ軍占領下のウクライナ。女と子供だけが残ったある村を舞台に、絶え間ない銃剣の恐怖のもとで生きぬき闘いぬく女たちのたぎる憎悪と苦しみを、ゴーリキー3部作の映画化で有名なマルク・ドンスコイ監督が生々しく迫力たっぷりに描き出す。
 ソビエト本国はもとより連合国の米英でも公開、アメリカではアカデミー“ゴールデン・オスカー”賞他を受賞、時の大統領F・ルーズヴェルトも深い感銘を受けるなど、大きな反響を呼んだ。

[あらすじ]
 ドイツ軍に占領されたウクライナのとある小村の冬。残虐な敵の目を避けるように女や子供たちがひっそりと暮らしている。その村に、パルチザンのオレーナがお産のため帰って来た。ドイツ兵にこびるもと富農の村長は、そんな彼女のことを密告してしまう。オレーナは雪の中を引き立てられ、パルチザン部隊の所在を明かすように拷問を受けるが、勇敢にも口を割らない。監禁された彼女は、吹雪すさぶ小屋でわが子を産んだ。
 しかし、生まれたばかりの赤ん坊はドイツ軍守衛隊長ウェルナーの手によって殺され、母親はわが子の亡骸を抱えたまま銃口に倒れる…。
 ウェルナーはなおも愛人のプーシャを使って、村人の中から密告者を募り、パルチザンに関する情報を集めようとする。だが、如何なる抑圧にも企てにも村人たちは屈しなかった。そして、ついに反撃の時が来る…。

[スタジオ/製作年] キエフスタジオ/アシハバドスタジオ・1943年製作

[スタッフ]
原作:ワング・ワシレフスカヤ
脚本:ワング・ワシレフスカヤ
監督:マルク・ドンスコイ
撮影:B・モナスティルスキー
音楽:L・シワルツ

[キャスト]
オレーナ:ナターリヤ・ウジヴィー
プーシャ:ニーナ・アリソワ
フェドシア:エレーナ・チャプキナ
ウェルナー:ハンス・クレリング

[ジャンル] 長編劇映画
[サイズ] 35mm / 黒白
[上映時間]
1時間31分
[日本公開年]
 1961/10/17

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パンフレットソヴェート映画史−七つの時代
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