■〈完結篇>のみどころ ●ボロジノの大会戦 モスクワめざし一気に進撃してくるナポレオン軍を、クトゥー ゾフ将軍ひきいるロシヤ軍は寒村ボロジノにむかえうち、ロシヤ の運命をかけた決戦の火ぶたをきる。見わたすかぎり地面をうめ つくしたロシヤ軍と、まぼろしのようなナポレオンの大軍。敵味 方二十万の精鋭が、砲煙と砂塵のなかに激突する。ボロジノ戦に くらべれば、〈第一部〉の二つの戦斗シーンは前奏曲にすぎなかっ た。スクリーンの上で二度とは見れぬスペクタクルが、一時間 にわたって展開する。 ●ナターシャとアンドレイの再会 ボロジノで重傷を負ったアンドレイは、後送される途中、思い がけずナターシャに再会する。婚約を踏みにじるあんなむごい仕 打をして……と彼女は泣きくずれる。「ぼくはもっともっと君を 愛してる……」。アンドレイは数日後、すべてを許して息絶える。 ●モスクワ炎上 ナポレオン軍が侵入してきて掠奪をほしいままにしたモスクワ の町は、怒りとのろいをこめた市民の手で火がつけられる。一〇 ヘクタールの草原に、当時そのままに再現されたモスクワ市の炎 が、天をこがす。 ●ロシヤ軍の総反撃 クトゥーゾフ将軍はモスクワまで明け渡して戦力の捕充と再編 成に時をかせいだが、掠奪に明けくれて士気は乱れ、食糧の調達 に悩んだナポレオンは、せまりくる冬将軍を前に軍使を送って取 引をはかった。クトゥーゾフ将軍がきっぱり断わると徹退をはじ める。ロシヤは国をあげて反撃にたちあがった。戦力をそがれ、 なだれをうって雪の野原を敗走するナポレオン軍。追撃、奇襲。 かってけんらんをきわめ、無敵を誇った五〇万のナポレオン軍は いまや凍え、疲れ果てた敗残兵になってしまった。 ●ナターシャとピエールの愛 ロシヤ勝利のよろこびにわいた。ボロジノの戦いに加わり、 また農民兵からはじめて人生の目的を見出したピエールは、喪服 のナターシャとめぐりあう。おたがいの不幸をなぐさめあう二人 の間には、いつしか愛がはぐくまれてゆく。 |
このウィンドウを閉じる |
SEO | [PR] 爆速!無料ブログ 無料ホームページ開設 無料ライブ放送 | ||