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「ふたりの駅」パンフレット(1985年10月12日発行)より転載
エリダル・リャザーノフ監督と共同執筆者エミーリ・ブラギンスキー
 この2人は、作家ブラギンスキー=リャザーノフの異名
で知られるコンビ。(2人の名コンビぶりについては佐藤恭
子氏の「劇作家リャザーノフ」を参照されたい)
 1963年に出会った2人は、中篇小説「自動車に御用心」
を共同執筆する。その後の15年間にやはり共同で中篇
「成功のジグザグ」、「図書館殺人」、「いたずらっ子の老人
たち」などを発表、リャザーノフ監督はこれらを次々と映画
化した。2人は又演劇にも興味を持ち、「よいお風呂を」「同
僚」、「親類」、「偽善者」などの戯曲を著し、この内、「よい
お風呂を」をもとに「運命の皮肉」(75)、「同僚」をもとに
「職場のロマンス」(77)の各々の映画がリャザーノフに
によって作られた。79年には2人の脚本による映画「ガレ
ージ」が発表された。
 以後3年間、2人は共同執筆を休止する。そして出会
いから20年目に共同執筆を再開した2人が作ったのがこ
の「ふたりの駅」である。
 以下はこの映画公開の際、映画月報記者のインタビュ
ーに対して2人が語った談話から

先ず、共同執筆について
ブラギンスキー:
 ―成功の秘訣は互いの譲り合い精神です。「この構想は
僕が考えついたのだ。」等ということは一切言わないこと
です。
リャザーノフ:
 ―僕たちは3つの取り決めを堅く守っています。1つ
は、執筆中は2人は完全に同権であること。2つ目は、
国連をまねて「拒否権」を設け、セリフ、エピソード、
筋書きから単語1つに至るまで、どちらか一方が拒否し
た場合はそれに従うこと、3つ目は、必ず2人向き合っ
て書くこと、です。
映画作りについて
ブラギンスキー:
 ―僕は門外漢なので、監督に注文をつけることは一切
しません。100%ではありませんが、リャザーノフの仕事
には満足していますし、感謝もしています。2人の脚本
を映画化する監督としては彼が最適だと思います。
リャザーノフ:
 ―2人で脚本を書いている間は僕は共同執筆者として
ふるまうのですが、映画作りが始まると同時に監督にな
り切ってしまうので、時には相棒に対してかなり厚かま
しい注文をつけることもあります。自分も手がけた脚本
なのに。
2人の数々の共作の恒久のテーマについて
ブラギンスキー:
 ―それは結びつき得ないものの結びつきです。孤独は
不幸であり、この世で最高の幸せは、傍にいてくれる人
を見つけ出すことができた時です。
リャザーノフ:
 ―僕たちの作品に特徴的な主題として僕は人間変貌と
いうテーマをつけ加えたい。人は誰も、自分自身も気付
かないような力とか性質を持っているもので、それらが
状況の変化や愛などをきっかけにいっきに表面に出るこ
とによって、その人の弱点が克服されたりするのです。
そして「ふたりの駅」について
ブラギンスキー:
 ―この映画の2人の主人公、ピアニストのプラトンと
ウェイトレスのヴェーラの間に共通点らしいものがある

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