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オレグ・バシラシヴィリ
1934年生。子供の頃からアマチュア演劇に出演
していたが、56年モスクワ芸術座付属演劇学校
卒業と59年よリレエングラード・ボリショイ・
ドラマ劇場に所属し、現在同劇場の幹部俳優。1983
年の日本公演にも同行し、同公演の4本の出し物
のうち、"ワーニャ伯父さん""ある馬の物語""検察
官"に主演してその名演技と端正で渋味のある風
貌はすでに日本の広い観客に知られるところとな
った。これまでに舞台では30を越える役を演じて
きたが、映画では"職場のロマンス"(77) "愛の奴
隷"(76)などで準主役ながらコミカルな味わいの
あるきめの細かい演技で注目を集め、"秋のマラソ
ン"(79年第27回サン・セバスチャン国際映画祭金
賞他多数の国際映画祭賞を受賞した)の成功で国
際的な人気を得た。 |