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「ふたりの駅」パンフレット(1985年10月12日発行)より転載
プロフィール
オレグ・バシラシヴィリ
 1934年生。子供の頃からアマチュア演劇に出演
していたが、56年モスクワ芸術座付属演劇学校
卒業と59年よリレエングラード・ボリショイ・
ドラマ劇場に所属し、現在同劇場の幹部俳優。1983
年の日本公演にも同行し、同公演の4本の出し物
のうち、"ワーニャ伯父さん""ある馬の物語""検察
官"に主演してその名演技と端正で渋味のある風
貌はすでに日本の広い観客に知られるところとな
った。これまでに舞台では30を越える役を演じて
きたが、映画では"職場のロマンス"(77) "愛の奴
隷"(76)などで準主役ながらコミカルな味わいの
あるきめの細かい演技で注目を集め、"秋のマラソ
ン"(79年第27回サン・セバスチャン国際映画祭金
賞他多数の国際映画祭賞を受賞した)の成功で国
際的な人気を得た。

リュドミーラ・グルチェンコ
 1935年生。58年モスクワ国立映画大学卒業。エリダル・
リャザーノフ監督の"すべてを5分で"に主演、歌って踊
る女優としてデビューしたが、その後は一時、舞台を中
心に活躍していた。70年代に入って、演技に円熟味を増
してエキータ・ミハルコフ監督の「五つの夜に」(79)ア
ンドレイ・ミハルコフ=コンチャロフスキー監督の「シべ
リアの詩」(79)等に出演。「ガブリーロフ技師の愛する妻」
(81)では、第1回マニラ国際映画祭最優秀女優賞を受
賞した。「ふたりの駅」は83年、雑誌"スクリーン"の最
優秀女優賞を受賞し、そしてまた、この年、中編小説"わ
が思春期"を発表するなど、いま、まさに熟女の活躍ぶ
りである。
 いま、"女性に求められていることはあまりにも多く、
それには力が要る仕事まであります。でも女性はデリケ
ートでやさしく美しくあるべきです"とは、かの女の現
代女性についての弁。

ニキー夕・ミハルコフ
 俳優で監督、シナリオライター。1945年生まれ。63年モス
・クワのワフタンゴフ劇場附属演劇学校に入学、そこに学ぶか
たわら、67年全ソ国立映画大学監督科に編入し、故ミハイル・
ロンム監督に師事する。初め、役者として"貴族の巣"(69)
"赤いテント"(69) 他に出演していたが、74年"光と影のバラ
ード"で監督としてデビュー以来次々に話題作を発表、叙情
的で流麗な映像がかもす感性豊かな表現力はこれまでのソビ
エト映画に見られない新しいオ能の登場としても大いに注目
を引き、日本でも"愛の奴隷"(76)" 機械じかけのピアノのた
めの未完成の戯曲"(77) "五つの夜に"(79) "オブローモフの
生涯より"(79)" ヴャーリャ―愛の素顔"(83)など殆どの作品
が公開されている。
「ふたりの駅」での悪役ぶりは役者としてもミハルコフが輝
かしいオ能の持主であることを実証することになった。雑誌
「スクリーン」の83年最優秀助演男優賞を受賞した。

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