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グルィモフ監督の日誌から
第5日目  
 私はロケ現場に来る時何かとてつもない困難に出くわすと覚悟してきたが、来てみるとごく普通の状況であるとわかった。確かに特殊な条件下に置かれてはいるが、その為に逆に、よしやってやろうという気にさせられるので却ってありがたい。これは物事を作り出す時にはプラスに働く。ロケをすることの長所は、スタッフもキャストも全員同じ場所に居るので各人が家庭の事情とやらから解放され創造三昧の時間を過ごせることである。
 全員がひとつの事に集中しているので監督のねらいを実現する可能性が強まるというプラス面もある。
 ゲラーシムの役をやっているアレクサンドル・バルーエフについてちょっと書いてみます。これを読んだら彼はびっくりするだろう。何故なら私のやり方は人間的ではないからだ。私は彼にすまないと思っている。私は彼のことを好きだし尊敬もしている。しかし撮影現場では私は彼にわざと冷たくあたっている。私と彼の間に壁を作るようにしているのだ。そして彼を一人ぼっちの世界に閉じ込めようとしている。その結果画面での彼の眼差しにはまわりの世界からつきはなされた人間のそれになっている。これは私のねらいどうりだ。
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