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◎2003年の記事

2003/12/30
ウラジーミル・ボゴモーロフ氏、死去
12月30日、故アンドレイ・タルコフスキー監督の出世作「僕の村は戦場だった」(1962年)の原作「イワン」(1958年)で知られる作家のウラジーミル・ボゴモーロフ氏が、モスクワで亡くなった。77歳だった。


2003/11/16

ノルシュテインのアニメなど上映
11月16日、東京・阿佐ヶ谷で第4回ラピュタアニメーションフェスティバル 2003が始まった。今回のフェスティバルでは、5月に発表された"世界のアニメ・ランキング"の作品が上映される。このランキングの1位・2位に輝いたノルシュテイン監督作品は"ユーリ・ノルシュテイン作品集"として、ライフワークとも言うべき「外套」の第1部完成直前版、ロシアで放映されているコマーシャル・フィルムなどと共に一挙上映される。この他にも「雪の女王」「イワンの仔馬」「雌牛」などソビエト時代の名作も上映される。12月12日まで。

2003/11/9
東京国際映画祭で「スーツ」がダブル受賞
11月9日、第16回東京国際映画祭が閉幕した。"コンペティション部門"では、バフティヤル・フドイナザーロフ監督の「スーツ」が、審査員特別賞と優秀芸術貢献賞を受賞した。フドイナザーロフ監督は、4年前の「ルナ・パパ」でも芸術貢献賞に輝いている。

2003/11/6
プーチン大統領がモスフィルムを視察
11月1日、プーチン大統領がモスフィルムを視察した。大統領は、日露戦争直前のカムチャッカの街並みを再現したテレビ映画のセットなどを見学したが、その後の会談に関してロシア映画界に波紋を呼んでいる。会談には、アレクセイ・ゲルマン監督らロシア映画の指導的な立場にある製作者が一同に会したが、ロシア映画製作者連盟の理事長であるニキータ・ミハルコフ監督は欠席した。第二次世界大戦勝利60周年を記念する映画製作への政府の資金援助の問題とミハルコフ監督が準備中の次回作「太陽に灼かれて2」の資金調達などを巡って、映画人たちを憂慮させている模様。

2003/11/1
東京国際映画祭、開幕
11月1日、第16回東京国際映画祭が開幕した。今回は、ロシア語圏からはバフティヤル・フドイナザーロフ監督の2002年作品「スーツ」がコンペテイションに参加。1日、ル・シネマ1で上映があり、主演のアレクサンダー・ヤツェンコ、アルトゥル・ポヴォロツキー、イヴァン・ココーリンが、映画でも着用した縦縞のスーツ姿で質疑応答に登壇した。この回の上映では、フィルムの破損による映写中断というトラブルがあったが、熱心な映画ファンとの間で和やかな懇談となった。「スーツ」は、11/4 (火) 20:20 〜ル・シネマ2、11/5 (水) 15:50〜 オーチャードホールで上映される。

2003/10/27
エレム・クリモフ監督、死去
10月27日、エレム・クリモフ監督が死去した。クリモフ監督は、1933年、スターリングラード(現ボルゴグラード)に生まれ。モスクワの航空大学を経て、国立映画大学監督科を卒業。その才能は早くから国際的に評価され、1985年の「炎/628」のモスクワ国際映画祭グランプリなど数々の栄誉に輝き、ソビエト崩壊全のペレストロイカ期には、全ソ映画人同盟の第一書記長として映画組織の改革にも腕をふるった。享年71歳。

2003/10/26
俳優のレオニード・フィラトフ氏、死去
10月26日、俳優のレオニード・フィラトフ氏が、モスクワ市内の病院で死去した。肺炎による合併症のためと発表されている。フィラトフ氏は、1946年12月24日に生まれ、舞台俳優として活躍後、映画界入りした。1988年のカレン・シャフナザーロフ監督 作品「ゼロ・シティ」では主役を演じた。また、栗原小巻 企画・主演の日露合作映画「未来への伝言」(1990年)にも出演した。56歳だった。

2003/9/7
ベネチア国際映画祭グランプリはロシア
9月6日、第60回国際映画祭は授賞式を行い、ロシアのアンドレイ・ズビャギンツェフ監督作品「ザ・リターン」が、グランプリの金獅子賞を受賞した。

2003/9/1
サンクトペテルブルグ市へのツアー募集
広島県とサンクトペテルブルグ市の文化芸術交流事業「ひろしまウィークinサンクトペテルブルグ」の開催にあわせて、サンクトペテルブルグ市へのツアーが募集されている。日程は、10/13〜20までの8日間。詳しい問い合わせ先は、広電観光082(247)9868、JTB広島支店082(542)5015まで。なお、この文化芸術交流事業では、サンクトペテルブルグ市での広島県千代田町の中川戸神楽団の公演、広島県内でのバラライカ・アンサンブルの公演などが予定されている。

2003/8/25
I・V・Cよりソビエト名作映画DVD再発売
8月25日、I・V・Cより「女狙撃兵マリュートカ」「機械じかけのピアノのための未完成の戯曲」「愛の奴隷」「一年の九日」のDVDがトール・サイズで発売された。

2003/6/29
モスクワ国際映画祭閉幕
6月29日、第25回モスクワ国際映画祭が閉幕した。グランプリの"金の聖ゲオルギウス"は、スペイン・イタリア合作映画「驚異の光」(2003年、ミゲル・エルモソ監督)に輝いた。また、ロシアの「コクテベリ」(2003年、アレクセイ・ポポグレプスキーとボリス・フレブニコフの共同監督)に審査員特別賞、日本の『ふくろう』(2003年、新藤兼人監督)の主演女優・大竹しのぶに最優秀女優賞などが贈られた。

2003/6/20
第25回モスクワ国際映画祭開催
6月20日、モスクワ市内で第25回モスクワ国際映画祭が始まった。オープニングは、ロシアのアレクセイ・ウチーテリ監督の2003年作品『散歩』。また、日本の新藤兼人監督に”特別功労賞”として「世界映画への傑出した貢献に対する」賞が授与された。映画祭は、29日まで続く。

2003/5/27
ロシアで発見の日本名作映画を上映
5月27日、東京国立近代美術館フィルムセンターで、ロシアの国立映画保存所「ゴスフィルムフォンド」で発見された日本映画などを上映する特集「発掘された映画たち2003」が始まった。ゴスフィルムフォンドで発見された日本映画は、稲垣浩監督「海を渡る祭礼」(1941)、五所平之助監督「新雪」(1942)など。催しは7月13日まで。

2003/5/25
世界のアニメ・ランキングでロシアが1、2位を独占
「ラピュタ・アニメーション・フェスティバル」実行委員会が世界のアニメ作品ベスト150を発表した。第1位は「霧につつまれたハリネズミ」、第2位は「話の話」とロシアのユーリ・ノルシュテイン監督作品が独占した。

2003/5/1
吉田憲二監督逝く
5月1日、映画監督の吉田憲二氏が肺炎のため東京都三鷹市の病院で死去、71歳。1966年の「私は泣かない」で日活の映画監督としてデビュー。1974年、モス・フィルム+東宝による日ソ合作「モスクワわが愛」でアレクサンドル・ミッタとともに共同監督を努めた。ご冥福をお祈りいたします。

2003/4/9
サンクト・ペテルブルグで「新作イギリス映画祭」開催
4月9日から16日まで、サンクト・ペテルブルグで「新作イギリス映画祭」が開催される。ブリテッィシュ・カウンシルの主催になるもので、第59回ヴェネチア映画祭グランプリ受賞作品「マグダレーン・シスターズ」(ピーター・ミュラン監督)など、2000年以降に製作された12本の新作イギリス映画が上映される。

2003/3/28
モスクワで「EU映画祭」開幕
3月28日、モスクワで「第5回EU映画祭」が開幕した。今回の映画祭は、「ヨーロッパの若い映画」と題されて、EUの若い映画監督の作品21本が上映される。ハリウッド映画の興行が大半の現在のロシアで、ヨーロッパの若い作家の新作に触れることができる貴重な機会ということで期待がもたれている様子。4月8まで開催される。

2003/3/28
サンクト・ペテルブルグで「日本の春」祭、開催
サンクト・ペテルブルグで「日本の春」祭が始まった。5月11日まで、コンサート、演劇、生け花、書道展、ファッション・ショーなどが、シュワーロフ宮殿を中心に開催される。

2003/3/22
サンクト・ペテルブルグで「EU映画祭」開催
サンクト・ペテルブルグ市内の映画館で「EU映画祭」が開催される。「EU映画祭」はこれまで、モスクワで開催されてきたが、建都300年にあたる今回はサンクト・ペテルブルグに場を移しての開催となった。今回の映画祭では、2001年、米アカデミー賞外国映画賞にノミネートされたリーベン・デブロウワー監督のベルギー映画「ポーリンヌとポーレット」など、海外でも評価の高いEU15ヵ国の劇映画がロシア初上映され、EU内の多様な文化が紹介される。この映画祭は30日まで。

2003/3/19
ロンドンで「モノクロームのサンクト・ペテルブルグ展」開催
4月25日までロンドン市内のライトンハウス博物館で「モノクロームのサンクト・ペテルブルグ展」開催されている。これは、ピョートル大帝の時代から今日までのサンクト・ペテルブルグ市内の記念碑や建築物などの都市の表情をモノクロームで表現した写真やエッチングを展示するもの。サンクト・ペテルブルグ建都300年の記念として開催される。

2003/3/13
ハバロフスクで桜祭り
ロシア極東の都市ハバロフスクで、「桜祭り」が開催された。これは、2004年3月までロシア各地で開催される日露友好の催しの最初となるもので、日本総領事館の主催による日本人アーチストによるコンサート、句会、日本語による弁論大会、カラオケ・コンテストなどが行われた。

2003/3/10
モスクワで国際学生映画コンテスト開催
3月10日、モスクワで第10回国際学生映画コンテストが始まった。ロシア、CIS諸国、アメリカ、イギリスなど18の映画学校の学生による約100作品が、"聖アンナ"賞をめざして競うが、今回から、審査にプロのベテラン映画人と過去の"聖アンナ"受賞者が加わる。この催しは17日まで。

2003/3/4

サンクト・ペテルブルグで「新作イタリア映画祭」開催
3月4日、サンクト・ペテルブルグ市内の"映画の家"で「新作イタリア映画祭」がスタートした。オープニングでは、ピエトロ・ジェルミ監督の1959年作品「刑事」が上映されたが、今回の映画祭のメインとなるのは、2001年以降に公開された気鋭の監督たちによる7本の新作イタリア映画。この催しは、イタリア大使館主催で11日まで続く。

2003/3/1
ブルガリアで「ロシア映画週間」開催
3月1日、プーチン大統領のブリガリア公式訪問にあわせて、ソフィア市内で「ロシア映画週間」が始まった。オープニングは、ニキータ・ミハルコフ監督の「シベリアの理髪師」。今回のプログラムでは、アレクセイ・ボドロフ、ヴァレーリー・トドロフスキー、ニコライ・レベデフら現代ロシア映画を代表する監督たちの作品が上映される。
現在、ブルガリアでは、この他にも様々なロシアとの文化交流イベントが進行中で、今秋には、ロシアでの「ブルガリア文化の日」の開催が予定されている。

2003/2/23

撮影監督パーヴェル・レベシェフ氏、死去
ニキター・ミハルコフ監督のほとんどの作品を手がけた撮影監督のパーヴェル・レベシェフ氏が2月23日に亡くなった。
死因は心臓疾患とみられ、62歳だった。

2003/2/10
ノブゴロドで日本映画祭開催
2月10日、ロシア北西部の都市、ノブゴロドで第4回日本映画際が開催される。
この映画際は、在ロ日本大使館の主催、地元のロ日友好協会とキノサービス社の後援によるもの。今回は、長編アニメーションとして、手塚治虫の「火の鳥」、高畑勲監督の「火垂るの墓」。また劇映画は、黒沢清監督「カリスマ」などが上映される。

2003/2/6/
ベルリン国際映画祭開幕
2月6日第53回ベルリン国際映画祭が開幕した。
今回は、ドイツにおける「ロシア文化年」にあたるため、ロシアの長編特作映画とドキュメンタリー映画が大規模に上映される。
また、昨年9月、新作撮影中に行方不明となったセルゲイ・ボドロフJrの追悼上映会も開催される。

2003/2/4/
スウェーデン映画ベスト・ワンにオクサナ・アキンシナ主演
2月4日に発表された2002年度スウェーデン映画アカデミーの年間ベスト・ワンは、ルーカス・モディソン監督の「リーリャよ永遠に」で、この作品の主演女優は、ロシアのオクサナ・アキンシナ。
映画はリトアニアから仕事を求めてきた16歳の少女が自殺するまでを描くもので、この作品をきっかけに少女買春がスウェーデン国内で教育・政治を巻き込む大問題となった。

2003/1/25
ロシア・アカデミー賞授賞式開催
1月25日、ロシア映画界のアカデミー賞、「ロシア映画芸術・科学アカデミー」のゴールデン・イーグル発表ならびに授与式が、モスクワ市内のモスフィルムの大ステージで開催された。最優秀作品賞・監督賞・脚本賞・女優賞などをアレクサンドル・ロゴシュキン監督の「カッコー」が独占した。

2003/1/27
モスフィルム作品連続上映
モスフィルムの創立80周年を記念した連続上映会が、モスクワ市内「映画人同盟の家」の2つのホールで開催される。「モスフィルム・ゴールデン・コレクション」と命名されたこのシリーズは、1月27日のワシーリー・シュクシーン監督「赤い実」に始まって、グリゴリー・チュフライ監督の「誓いの休暇」、アンドレイ・タルコフスキー監督の「アンドレイ・ルブリョフ」など、モスフィルムが製作した歴代の名作を毎週1作つづ数ヶ月に渡って上映するもの。料金も10ルーブルあるいは無料というのも特筆もの。

2003/1/6
第19回モスクワ国際児童青少年映画祭 閉幕
12月29日よりモスクワ市内で開催されていた、第19回モスクワ国際児童青少年映画祭が、1月6日閉幕した。今回の映画祭では、ロシア映画社より刊行の「ソヴェート映画史─七つの時代」の翻訳者 扇 千恵さんが審査委員長を勤め、大賞の"金の白鳥"賞に韓国映画『おばあちゃんの家』(2002年 イ・ジョンヒャン監督)を選出した。また、特別賞の"銅の熊"賞はポーランド映画『手紙』 フィンランド映画『ローリー』など4作品に授与された。


2002/12/19
ロシア・中国、映画交流事業に合意
12月19日、北京滞在中のロシアの文化代表団は、中国との映画交流事業に関し合意に達したと発表した。
これによれば、2003年度にモスクワやロシア内の数都市で中国映画祭を1週間程度開催し、ロシア側も上海映画祭などに映画代表団を派遣する。また、教育分野での映像製作で積極的に提携する。など。

2002/12/1
『惑星ソラリス』リメイク版、全米で公開
11月27日より全米で公開されたスティーブン・ソダーバーグ監督の新作『ソラリス』は、第1週目の興行収入940万ドル、第7位と発表された。
この作品は、故アンドレイ・タルコフスキー監督のソビエト映画『惑星ソラリス』をリメイクしたもの。
ロシアではまだこの映画は公開されておらず、映画界の反応はいまのところ冷ややかな模様。
なお、配給元の20世紀フォックス社の公開ラインアップでは、ロビン・ウィリアムズ主演 マーク・ロマネスク監督の"One Hour Photo"の邦題が『ストーカー』。この映画の内容が邦題通りのものとは言え、タルコフスキー作品の邦題も『ストーカー』として公開されたのは既知のこと。関連はありやなしや?

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