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 チェーホフ歿後100年レトロスペクティヴ > かもめ
1974年度シカゴ国際映画祭銀賞
かもめ ユーリー・カラーシク監督作品
モスクワ芸術座の至宝、文豪チェーホフの「かもめ」
母国ロシアの映画陣によってついに完全映画化!
ЧАЙКА

1974年度シカゴ国際映画祭銀賞受賞作品

 19世紀末、帝政社会が音をたてて崩壊する前夜のロシアで、けだるさと焦燥の日々を送るインテリゲンチャの生活を描いて、あまりにも有名なチェーホフの戯曲「かもめ」の、母国ソビエトにおける映画化である。
 原作は、1896年に書かれ、最初、ペテルブルグのアレクサンドリンスキー劇場で上演されたが、その初日の壊滅的な悪評によって無残な失敗に終った。しかし、その2年後、モスクワ芸術座の復活上演では、一転して、輝かしい成果をおさめ、劇作家チェーホフの名を不動のものにした。同時に演出家スタニスラフスキーとモスクワ芸術座にとっても記念碑的作品となり、モスクワ芸術座は今日まで用いられる"かもめ"をシンボルマークとしたほどである。
 出演は「戦争と平和」(65〜67)のナターシャ役、 「ひまわり」(1970イタリア映画)のマーシャ役などで日本にもファンの多いリュドミラ・サベーリエワが、自己のオ能に対する信念を貫くために苦悩する娘ニーナを演じて美しい。他に、タガンカ劇場のベテラン、アッラ・デミードワ、Yu・ヤコブレフらがわきを固め、原作のもつ持味を的確に表現している。
 記録畑出身のユーリー・カラーシク監督は、長大なチェホフの原作を手際よくまとめた脚本も担当、舞台の名優を揃えてのキャスティングで、ずっしりとした量感を画面に現わすことに成功している。
かもめ四幕の喜劇 監督は、「『かもめ』の主人公たちの精神の緊張感にはシェークスピアの悲劇の主人公に近いものがある。彼らの夢や希望は破減に瀕しているのに、彼ら自身はしばしばまるで殆んど喜劇の人物に見える。チェーホフが自分の戯曲を喜劇と呼んだだけのことはある。つまり、情熱的な精神の希求と人生の可能性の限界との矛盾をこの映画に描きたかった」と語っている。


  群像社刊 堀江新二:訳 かもめ四幕の喜劇 
服部美術館特別展[チェーホフ歿後100年レトロスペクティヴ]を描く
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