ロシア映画社>特別企画>サンクト・ペテルブルグを巡る映画紀行>文学に描かれたサンクト・ペテルブルグ

映画「オブローモフの生涯より」
モスフィルム・1979年製作

[スタッフ]
原作:イワン・ゴンチャロフ
脚本:アレクサンドル・アダバシャン
    ニキータ・ミハルコフ
監督:ニキータ・ミハルコフ
撮影:パーヴェル・レベシェフ
美術:アレクサンドル・アダバシャン
    アレクサンドル・サムレキン
音楽:(ペリー二,ラフマニノフによる)
    エドゥアルド・アルテミエフ

[キャスト]
イリヤ・オブローモフ:
           オレーグ・タバコフ
オリガ:エレーナ・ソロヴェイ
アントドレイ・シュトルツ:
         ユーリー・ボガトィリョフ
ザハール:アンドレイ・ポポフ
アレクセイエフ:
      アバンガルド・レオンチェフ

35mm / スタンダード / カラー
上映時間 2時間20分


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 映画「オブローモフの生涯より」は世界中にブームを巻き起こした「機械じかけのピアノのための未完成の戯曲」(1977)につづくニキータ・ミハルコフ監督の長編第5作で、1980年のカンヌ映画祭に出品されて評判となりました。
 世紀末、無為に過ぎゆく人生を、何とか有意義に送ろうと努力するものの、所詮は怠惰な生活に安住してしまうロシア・インテリゲンチャの典型、オブローモフ。一方、彼の友人で対照的にプラグマティックな生き方をするシュトルツ。そして知的で感情豊かな、自らの意志を持ったロシア文学の理想的なヒロイン、オリガ。映画はこの三人が織りなす人間関係をニキータ・ミハルコフ監督らしいエレガンスとロマンチシズムに溢れた軽妙なタッチで、時に諷刺を交えながら描いていきます。
 「機械じかけのピアノのための未完成の戯曲」でその名優ぶりが日本にも知られることになったオレーグ・タバコフ、ユーリー・ボガトィリョフ、エレーナ・ソロヴェイに、ベテランのアンドレイ・ポポフを加えての見事な俳優のアンサンブル。ロシアの田園風景を捉えたパーヴェル・レベシェフの光と陰が綾なす美しい映像。エドゥアルド・アルテミエフの流麗な音楽と、この映画は"ミハルコフ組"の面目躍如といった作品となっています。
 1980年オックスフォード国際映画祭最優秀作品賞、撮影第1賞、最優秀男女優賞などを受賞し、この作品も世界中で高い評価を得ました。
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