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ヨハン・シュトラウス
ヨハン・シュトラウス
白樺のワルツ
ヨハン・シュトラウス
 幻想的な美しさにみちた自夜の森にかわらぬ愛を誓いあった若き作曲家と可憐な伯爵令嬢。ひたすらな思いに燃え立つ2人の恋は、しかし、あまりにもはかなく、哀しく、淡いもやのように消えていかなければならないのでした………。
 19世紀半ばのベテルブルグを舞台に、「美しき青きドナウ」 「ウイーンの森の物語」 「皇帝円舞曲」など、軽快優美なウインナ・ワルツの傑作で知られ、のちに“ワルツ王”と称せられたヨハン・シュトラウスの多感な青春を数々の名曲とともに描いた愛のロマン。
 主演はヨハン・シュトラウスにバルト三国のひとつ、ラトビア共和国出身の新人ギルト・ヤコプレフ。ソ連映画にはめずらしい甘いマスクが、いかにも社交界の寵児シュトラウスにふさわしいと言えましょう。永遠の恋人オリガには「罪と罰」のソーニャで清純な魅力をみせたタチアナ・ベードワが扮し、哀しい愛に身を灼くヒロインを好演しています。
 ほかに、「ハムレット」のイーゴリ・ドミトリエフ、タチアナ・ピレツ力ヤ、「貴族の巣」のワシリー・メルクーリエフなど、舞台出身のベテランが脇をかためています。
 監督のヤン・フリードは、この作品が、日本では初めて紹介されましたが、戦前から舞台で活躍、戦後、映画に移って精力的な製作活動を続けた人です。
 19世紀中葉、ウィーン社交界はもとより、オーストリア内外にあまねく知られた新進作曲家のロシアにおける熱狂的人気ぶリをリアルにとらえていて興味深いものがあります。 なお、ヨハン・シュトラウスは、その後も何度かロシアを訪れていますが、この映画では、当時のロシア貴族の優雅な生活もかなり詳しく描かれています。
 映画の後半でシュトラウスが指揮する「イワン・スサーニン」は、グリンカ(1804〜57)の曲です。グリンカはロシア国民音楽派の祖といわれる人で、このオペラ「イワン・スサーニン(皇帝に捧げた命)」は、1836年の初演で圧倒的な成功を博しました。1841年に完成した「ルスランとリュドミラ」とともにこの二つのオペラはのちのロシア・オペラの模範となもなったものです。
 演奏はハムレットリア王などで知られる世界的に高名なレニングラード国立フィルハーモニー管弦楽団。作曲をV・チスチヤコフ、指揮をボロバッツがそれぞれ担当しています。
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