|
ソフキノ1928年製作
(サウンド版 モスフィルム・1968年製作)
[スタッフ]
脚本・監督:
セルゲイ・エイゼンシュテイン
グリゴーリー・アレクサンドロフ
撮影:エドゥアルド・ティッセ
美術:ワシリー・コヴリーギン
音楽(68年サウンド版):
ドミトリー・ショスタコーヴィチ
[キャスト]
レーニン:ワシーリー・ニカンドロフ
ケレンスキー:N・ポポフ
大臣テレシチェンコ:ボリス・リワーノフ
N.ボドヴォイスキー:本人
ドイツ軍士官:エドゥアルド・ティッセ
その他:レニグラード市民
35mm / スタンダード
モノクロ / オジナルはサイレント
1時間41分(サウンド版 24駒/秒) |
|
[ものがたり]
1917年3月(旧暦2月)、アレクサンドル3世の鋼像が引き倒されます。第一次大戦の最中、ロシアの民衆は遂に帝政を打倒しました。ブルジョアジーは臨時政府の成立を祝い、前線では、平和の到来を期待してロシアとドイツの兵士達が固い握手を交そうとしていました。しかし、政権を取ったブルジョア臨時政府は、戦争続行を命令します。
4月、ペトログラードは飢えと寒さに苦しんでいました。レーニンは亡命先から帰国し、フィンランド駅頭で臨時政府打倒を訴え「全ての権力を労農ソビエトヘ!」と声明します。
7月、ペトログラードの労働者、農民、水兵の平穏な非武装のデモ隊に対して政府側が機関銃を掃射しました。レーニン率いるボリシェヴィキの事務所や機関紙"プラウダ"の印刷所が襲撃され、ボリシェヴィキは再び地下活動を余儀なくされます。そして、社会革命党のケレンスキーが首相となって、冬宮に入りました。一方、軍部独裁政権を狙う反革命派のコルニーロフ将軍も「神と祖国の為に」と言うスローガンを掲げてペトログラードへ進撃を開始します。
混沌とした中、労働者や兵士はコサック兵を味方につけると武器を取り、コルニーロフを粉砕しました。
10月、ボリシェヴイキの中央委員会は11月6日の武装蜂起を決定します。
そして11月7日、第ニ回ソビエト大会が開かれると時を同じくして、ネヴァ河に浮かぶ巡洋艦オーロラ号の砲撃を合図に臨時政府最後の砦、冬宮への総攻撃が開始されました……。 |