ロシア映画社 > サンクト・ペテルブルグを巡る映画紀行 > 映画の都 レンフィルム

服部美術館・特別展「レンフィルムの映画を描く」
 しかしフランス王はそんな正直な心のコーディリアをやさしく后に迎えた。
 リアは2人の姉娘たちのところに赴くが、言葉の愛とは裏腹に冷たくあしらわれ、宿るべき所もなくなり道化者と一緒に荒野にさまよいいでたのである。
 その頃グロスター家では腹黒い庶子である次男のエドマンドが兄エドガーをまきぞいに父を殺害し、財産を手に入れようとしていた。かわいい息子の口車にうまく乗ってしまい、エドガーこそ自分の財産を奪おうとしているのだとばかりに逃げたエドガーを追ったグロスター伯は、途中で気の狂いかけたリアに出会い、さすがにあわれに思いリアを運れて帰って来た。しかし今では領主となったリーガンの夫コーンウォール公に知れて両眼をえぐりとられてしまい自殺を試みるが、エドガーに救われてエドマンドの奸計を知ったのだった。
 やがて、二人の姉達の父に対する虐待を知ったコーディリアはフランス軍を運れてやってくる。戦は始まるが、フランス軍は破れ、コーディリアは殺され、それを見たリアも非痛な絶叫と共に悶死する。
 その頃エドマンドはエドガーに殺され、エドマンドの死体にかけよったゴネリルは発狂し、リーガンを殺し、自らも刃の血となって死んだ。
 戦火のくすぶる中、道化者の奏でる悲しい笛の音に揺られながらリアの遺骸は果てしなくつづく大地の上をはうように運ばれて行くのであった。
・→ ロシア映画DVDコレクション「リア王」
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