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ロシア映画社・西日本 2003年6月

れた日は菜園をし、の日は画に想いを巡らす
明治・大正期に日本で公開されたロシア映画

1912〜13年

1912年(明治45年)
高架索の俘虜
 原作:レフ・トルストイ
 1912/4/6東京座封切
 文芸活動写真会で公開された。
 "高架索"という漢字に惑わされそうになりますが、「コーカサスの捕虜」です。ロシアの文豪の作品は外国でも映画化されることが多いので、これがはたしてロシア映画なのかどうかは判りません。

露国モスコー見物
吉沢商店提供
1912/4/15オペラ館封切

アンナ・カレーニナ
 1912/7/1有楽座封切
 前年公開されたものと同一作品と思われます。ロシアでは1915年に第2回目の映画化が行われていますので、この作品は第1回目のものでしょう。

1913年(大正2年)

カウカサス旅行
 A Little Trip Through the Caucasus
 露・パテ(ロシアンフィルム)作品
 彩色
 1913/10/21浅草館封切
 モスクワにあるパテ支社が撮影せる作品。

「戦艦ポチョムキン」より"赤旗が翻る"白黒上映プリントに着色を施した例 "彩色"というのは、フィルムを染料で染めたり、ひとコマひとコマに着色したりするもの。後のエイゼンシュテインの「戦艦ポチョムキン」の中で赤旗が翻るシーンも白黒のフィルムに赤で手書きしたものです。手の込んだものは、ひとつの画面の中をカラフルに描きこんだものもあったようですが、多くは、夜のシーンは紫とか濃い青、昼間は緑とかオレンジっぽく、といった具合に場面の雰囲気で画面全体の色が変わるといったものが多かったようです。

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