映画祭日記のトップ・ページへ戻ります 第19回モスクワ国際児童青少年映画祭

審査委員長同行者の記録
懸命に執筆中です!
12月30日(月)
 コンクール出品作の上映が始まる。会場は、クレムリンから南へ3キロ弱のところ。地下鉄のパヴェレツカヤという駅の側だ。駅の周りが広場になっていて、1997年の850年祭の時は、長野県の安曇野の人たちが、クレムリンからここまで大名行列をやったらしい。広場が生み出す景観が、昔、通関のため毎週のように通った試写室のある四谷から市ヶ谷あたりを思い起こさせる。駅の上には、インターネット・カフェがあったり、近くにはIBMやコンピュータ関連の企業も多くあるらしいので、ちょっとした"IT村"なのかもしれない。
 上映会場の名は「五つの星」。中国の国旗が頭をかすめるが、ここはモ映画館「五つの星」の外観スクワ。スターリン時代の象徴ともいうべき、夜空を照らし出す塔の上のガラスの星を連想すべきでやんしょ。ハハ、見事に外れでやんす。この会場の名はそれではなかった。5人のスターなのだ。「五つの星」は、中に5つのホールがあるシネコンで、それぞれのホールに、黒澤明、ブイコフ、チャップリン、プトゥシコ、ジャン・ギャバン、とスターの名がつけらているのである。
 ホールの壁はレンガで覆われているが、SFチックなデザイン。やはり"IT村"を意識しているのだろうか。この建物の中にはレストラン、バー、ビデオ・ションプ(DVD、CD、テープ、雑誌)、おもちゃ屋など全部で20店ほどある。また子供列車が走っていて、託児施設も完備してる。さらに吹き抜け部分には野外音楽堂のような立派なステージでまであってかなり豪華な造りだ。
 「これだけのものは世界にもないでしょう」と語るオーナーは、ゲボルク「五つの星」のオーナー、ゲボルグ氏という若き実業家。見た目は悪役の用心棒だが、ホールの命名といい、きっと根は心優しき映画青年なのだろう。訪れた時は、モスクワ市内の他の映画館と同じく「ハリーポッター」などアメリカ映画中心のプログラムのように思えたが、優れたものなら国籍にはこだわらないらしい。ちょうど今ごろ(2003年2月)は、北野武監督の「Dolls」をやっているはずだ。"黒澤"ホールでだろうか…
 この日のコンクール出品作の上映は、"ギャバン"ホールでフランスのアニメーション「BECASSIN」(2001年 フィリップ・ヴィダル監督)と日本の「なぎさ」(2000年 小沼勝監督)。
 "クロサワ"ホールでは、「アストリッド・リンドグレーンの日」として女史(2002年1月28日94歳で逝去)ゆかりの映画が上映された。
 上映終了後、さほど寒いとは思わなかったので、1時間ほど散策して、町のバーで体を中から温める…
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