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新しい家族
МУЖИКИ!

[「ソビエト映画の全貌'87」パンフレットより転載]

[かいせつ]

1982ベルリン国際映画祭審査員奨励賞
   バンクーバー国際青少年映画祭審査員特別賞

 現代の乾いた都会生活にあって崩れつつある親子の絆や脆く毀れやすい男女の情愛などをテーマにした、80年代の作品の中でも、これはまた、いかにもロシアの大地が育くんだ、おおらかな心と女流らしい細やかな眼が感じられる映画である。そして女性の視点を貫ぬきながら、男女の立場の枠を越えた広い地平で、男と女の愛のあり方や親子関係をもの語り、しかも人物の心の襲が広大で厳しい自然の情景を通して、また、子供たちと犬との交流の中に巧みに表現されている点など、バービッチ監督の才能の端が窺える。
 さらに、逞しく少し粗野だが、見捨てられた幼子をわが子同様に育てるやさしさを兼ね備えた主人公パーヴェルに抜擢されたアレクサンドル・ミハイロフの好演と三人の子役のキャスティングもこの映画の成功の鍵を握っている。ソビエトでもヒット作となったが海外でも高い評価を受けた。

[あらすじ]
 北の果てムルマンスク州の鉱山の町に住むパーヴェルが父親からの電報で15年ぶりに故郷に呼び戻されてわが家で知らされたのは昔の恋人ナースチャの死と、その忘れ形見の娘が他ならぬパーヴェルの子供であることだった。老いた父は残された子供を引取るべきだと主張して譲らない。しかも、かつて兵役で故郷を離れていた間に起きた些細な誤解がナースチャの心を踏みにじってしまったことを知ったパーヴェルは深い衝撃を受け、動揺した。だが、けなげに生きる14才の少女ポリーナをまのあたりにして、パーヴェルは娘を育てる決心をする。ところがポリーナには、ナースチャが一時、同棲していた画家との間に生れたパヴリク、養子で口のきけないスチョーパという二人の弟がいた。
 既に町でタマーラと同棲中だったパーヴェルにとってそれは極めて辛い選択だったが、三人の子供たちと彼らがこれまで心の支えにしていた愛犬を伴って、彼は北の町へと旅立った。タマーラの姿はそこになかったが、北の町の男達がこの新しい家族に大きな声援を送ったのは言うまでもない。

[スタジオ/製作年] モスフィルム・1981年製作

[スタッフ]
監督:イスクラ・バービッチ
脚本:イスクラ・バーピッチ
    V・ミハイロフ
撮影:セルゲイ・ザイツェフ
音楽:ウラジーミル・カマロフ
美術:ワシーリー・ゴリコフ

[キャスト]
パーヴェルの父:ピョートル・グレボフ
パーヴェルの母:ヴェーラ・アリホフスカヤ
パーヴェル:アレクサンドル・ミハイロフ
ポリーナ:イリーナ・イワーノフ

[ジャンル] 長編劇映画
[サイズ] 35mm / スタンダード / カラー
[上映時間] 1時間37分

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