(1) ローラーとバイオリン Katok
i skripka(60)モスフィルム製作
脚本 アンドレイ・タルコフスキー,
アンドレイ・ミハルコフ・コンチャロ
フスキー 撮影 ワジーム・ユーソフ
音楽 ブャチェスラフ オフチンニ
ョフ 主演 イーゴリ・フォムチェ
ンコ(サーシャ),V・ザマンスキー
(セルゲイ)
音楽学校に通う7才の少年サーシ
ャはふとしたきっかけで若い労働者
のセルゲイと出会い,かれを通じて,
働く大人たちの世界に日覚めていく. |
バイオリンを学が少年サーシャとロ
―ラーの操縦手セルゲイの間に生ま
れた深い友情をテーマにした作品
(1965年3月8日 京都美松映劇封
切)
(2) 僕の村は戦場だつた IVanovo
detstvo(62) モスフィルム製作,
原作 ウラジーミル・ボゴモーロフ,
脚色 ウラジーミル・ボゴモーロフ,
ミハイル・パパーワ 撮影 ワジ
ーム・ユーソフ 音楽 ブャチェス
ラフ・オフチンニコフ 主演 ニコ
ライ・ブルリャーエフ(少年イフン),
V・ズブコフ(ホーリン大尉),Ye
・ジャリコフ(ガリツェフ中尉),N
・グリニヨ(グリャズノフ中佐),I
・タルコフスカヤ(イフンの母)
イフン少年はまだ12才,ドイツと
の厳しい戦いで,家を失い,肉親を
失い,美しい故郷も踏みにじられて
しまう。少年は戦火の中で母の面影
を慕い,幼き日の思い出を夢にみな
がらも,ナチ・ドイツヘの憎しみを
かきたてられ,少年斥候となって敵 |
の占領地域にひそんで重要な偵察活
動を行っている。兄弟のように少年
の身を案じるガリツェフ中尉や親代
りのグリャズノフ中佐が幼い少年を
後方に戻して学校に通わせようとす
るが,イフンは学校の寄宿舎を脱走
して前線に舞い戻ってくる。……戦
いが終って平和が蘇ると,生き残っ
た大人たちはかつてナチ司令部とな
っていた破壊された建物の中で処刑
されたソビエト軍捕虜の名簿にイワ
ンの名を見つける。
当時30才を迎えたタルコフスキー
監督が自らの幼い時代を省みて描き
あげたともいえるこの戦場の詩はリ
リカルな映像と相まって深い感動を
呼び起した名画である.'62ベネチヤ
映画祭金獅子賞,'62サンフランシス
コ映画祭監督賞受賞(1963年8月23
日 新宿文化.日劇文化封切)
(3) アンドレイ・ルブリョフ And‐
rei Rublyov(67)モスフィルム製
作,脚本 アンドレイ・タルコフス
キー,アンドレイ・ミハルコフ・コ |