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「グリゴーリー・チュフライの世界」(1990年5月25日発行)より転載
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●「女狙撃兵マリュートカ」
●「晴れた空」
●「おじいさんとおばあさんが住んでいました」

<チュフライ監督フィルモグラフィ>

(1)「女狙撃兵マリュートカ」(1956年)
原作=ポリス・ラヴレニョフ
脚本=グリゴーリー・コルトゥノフ/撮影=
セルゲイ・ウルセフスキー/主演=イゾリダ
・イズヴィツカヤ、オレーグ・ストリジェノ
フ *57年カンヌ国際映画祭特別賞他
 赤軍の美人狙撃兵マリュートカは、捕虜と
なった白軍士官を、僚友二人とともに、小型
の帆船で本部まで護送するよう命ぜられた。
途中で船が難破して、マリュートカと仕官は
無人島に漂着する。その無人島で二人にいつ
しか愛が芽ばえる。ある日、待ちに待った船
が海原に姿を現わす。だが、それは自軍の船
だった。狂喜して駆け寄る士官に、マリュー
トカの小銃が火を吹いた。

(2)「誓いの体暇」(1959年)

(3)「晴れた空」(1961年)
脚本=ダニール・フラブロヴイツキー/撮影
=セルゲイ・ポルヤノフ/主演=エフゲニー
・ウルバンスキー *61年モスクワ国際映画
祭大賞、サンフランシスコ国際映画祭“金
門”賞他
 第二次世界大戦が始まってまもなくの頃、
サーシャはテストパイロットのアレクセイと
知り合った。二人は結婚するが、たった二昼
夜のはげしい愛の生活を送っただけで夫は戦
場に飛び立った。やがて行方不明の知らせが
入るが、サーシャは信じようともせず、幼い
息子とともに夫の婦りを待つ。だが、戻って
きた夫は、ドイツの捕虜となっていたため、
裏切り者の汚名を着せられて党を除名され、
勲章も剥奪される。絶望する夫をサーシャは
献身的に支える。暗くきびしい歳月の後、夫
の名誉が回復する日がきた。晴れた空へアレ
クセイの操縦するテスト機が飛び立った。

(4)「おじいさんとおばあさんが住んでいま
した
」(1965年)
脚本=ユーリー・ドウンスキー、ワレーリー、
フリッド/撮影=S・ポルヤノフ
主演=イワン・マリン、ヴェーラ・クズキ
ッォワ *63年カンヌ国際映画祭最優秀女優

 もとコルホーズの獣医で、いまは年金生活
をしているチュダフじいさんの家が全焼した。
老夫婦ほ家を建て直すのをあきらめて、はる
かな北極圏のウジマ村に嫁いだ未娘ニーナの
家に身を寄せることにする。だが、たどり着
いてみると、ニーナは、夫のワレンチンと幼
い娘を捨てて、愛人と駆け落ちしていた。善
良な老夫婦が、今では酒びたりとなつたワレ
ンチンの生活を建て直してやろうと骨折りな
がら、村の人々とかかわっていく様子を通し
て、幸せとは何か、を問いかける作品。

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